内職に多い業務委託契約|雇用契約との違いとは?

2020年10月15日2020年10月15日
内職に多い業務委託契約|雇用契約との違いとは?

内職の求人を探していると「業務委託契約」という言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。少し前までは、IT関係などある職種において業務委託契約という契約方法が多かったのですが、近年は内職でも雇用契約ではなく業務委託契約が増えてきています。今回は業務委託契約と雇用契約の違いや、業務委託契約のポイントについてご紹介します。

業務委託契約とは?

業務委託契約とは平たく言うと、依頼された業務の成果に対して報酬が発生するという契約です。

最近耳にする機会の増えた「フリーランス」は、業務委託契約で仕事をしています。業務委託契約は民法をはじめとする法律的な位置づけではありませんが、民法上の「委任契約」と「請負契約」という2つの契約の俗称として生まれた言葉です。

ではその2つの契約について説明します。

 

〇委任契約

委任契約とは、作業そのものに対して対価が支払われます。

例えば「事務作業」や「コールセンターのオペレーター」などが挙げられます。わかりやすく説明すると、できたものを納品するのではなく主に反復性のある仕事をこなすという業務内容の場合は委任契約となります。

 

〇請負契約

請負契約は、制作したものを納品することによって対価が発生します。

例えば「Webデザイン制作」や「プログラミング」などが挙げられます。指示された業務をこなすというよりは、クライアントが求めるものを作成して納品することになるので、成果を出すことができなければ対価は支払われません。

業務委託契約と雇用契約(パートアルバイトや契約社員など)との違いとは?

業務委託契約と雇用契約には大きな違いがあります。

違いの一つとして挙げられるのは、責任の違いがどこにあるかという点です。

 

〇業務委託契約

業務委託契約は、基本的に仕事を進める上で時間や場所、方法などは自分で自由に決めることができます。また、自分で仕事を選ぶことができるため、得意な分野の仕事だけを引き受けることができます。自分のスキルを発揮することができる働き方といえますね。

報酬は成果を出さなければ得ることができません。また仕事を行う時間が決められていないため、予想以上に仕事に時間を費やすことになってしまう可能性もあります。成果物を納品することで報酬を受け取ることになるため、どれだけその仕事に時間を費やしたとしても報酬は変わりません。

また、業務委託契約はフリーランス、つまり個人事業主という扱いになるので、社会保険や労働保険の適用にはなりません。そのため失業手当の受給はできませんし、健康保険や年金の保険料なども全額自己負担となります。

その他、確定申告などを自分で行う必要があります。

 

〇雇用契約

一般的なパートやアルバイト、契約社員などは会社と雇用契約を結びます。

雇用契約とは、会社と労働者の間で業務内容や給料・時間などの労働条件を決めて働くこととなります。雇用契約を結ぶことで会社は労働者に対して一定の責任を負うこととなるため、給与保障や社会保険料などの支払い、安全に配慮することが必要となります。

業務委託契約として働くよりも、手厚い保障を受けることができます。

業務委託契約で押さえておくべきポイント

業務委託契約は企業と対等な立場で業務の依頼を受ける働き方です。仕事を始めた後でトラブルにならないように以下の点を押さえておくことが大切です。

・仕事内容

・報酬

・納期

・賠償金

 

報酬は基本的には後払いになります。また先にご紹介したように時給や月給のように作業時間によって報酬が支払われるものではないことを忘れないようにしましょう。

また万が一トラブルが起きてしまった際は「下請代金支払遅延等防止法」を適用することができる可能性があることも覚えておきましょう。

内職でも業務委託契約は増えている

在宅ワークの人気に伴い、内職でも業務委託契約を結ぶことが増えてきています。業務委託契約がどのようなものかを知らずに契約をしてしまうと「こんなはずじゃなかった」と思うこともあるかもしれません。

業務委託契約について知っていることは、仕事を行う上で自分の身を守る武器となることでしょう。